「COPDになってしまったから、もう禁煙しても意味がない」と思う方もいますが、禁煙はいつから始めても、COPDの進行をゆるやかにします。
「何度、禁煙しようとしてもできないのは自分の意志が弱いから」と思っているかもしれません。しかし、禁煙できないのはニコチン依存症という病気のためで、意志だけの問題ではありません。
担当の医師に相談したり、禁煙外来を利用しましょう。
口寂しい時は、水やお茶を飲んだり、ガムやあめなどで、気持ちをそらしてみましょう。
散歩やストレッチなど、体を動かして、吸いたい気持ちをそらしてみましょう。
禁煙補助薬も利用しましょう。
もし、タバコを吸ってしまっても、失敗したと落ち込まずに、再チャレンジしましょう。
家族や周囲の人に喫煙者がいる場合、一緒に禁煙してもらうと、禁煙がより成功しやすいです。
日本呼吸器学会COPD ガイドライン第6版作成委員会(編).
COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン第6版 2022.
メディカルレビュー社, p94-95
禁煙を続けるためのアドバイスを動画で確認してみましょう。
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「COPDと生活の工夫」の動画解説