COPDでは食べると胃が膨らみ横隔膜を圧迫し、食事をとるのが苦しくなることもあります。
しかし、食事がきちんととれないと、体重が減って、呼吸や歩行に使う筋力も落ちてしまいます。
大切なことは、1日のリズムを作ることです。
リズムができると、動くことが増え、お腹が減りやすくなり、食事の回数が増えます。
例えば、朝は決まった時間に起床すれば、朝ごはんを食べる習慣が作りやすくなります。
自炊することが負担になる場合は、スーパーやお弁当屋さんのお惣菜を活用するのもよいでしょう。
バランスがとれた食事の宅配サービスなどもあります。
しっかり食べる習慣を作ることが、何よりも大切です。
バランスのよい食事をとることは、病気に負けない体づくりのために重要です。
特に、筋力をつけ、やりたいことができる体になるためにも、タンパク質は欠かせません。やせ気味な場合は、脂質(油やバターなど)の多い食品も取り入れましょう。
体重を量る習慣をつけましょう。
BMIが20以下は、食事が上手にとれていないかもしれません。
BMIが低くなると、病気が進行したり、入院したりとなりやすいです。
自分の身長から、BMIが20となる体重を確認しましょう。
例えば、身長165㎝の場合、体重が約54㎏以下なら、要注意です。
日頃から体重を量り、体重減少に気を付けましょう。
厚生労働省「食事バランスガイド」より改変
日本呼吸器学会COPD ガイドライン第6版作成委員会(編). COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン第6版 2 022. メディカルレビュー社, p81, 112-113
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」策定検討会報告書
身長・体重欄に半角の数字を入力して「計算する」ボタンを押してください。
計算する
あなたのBMI
---
食事の工夫を動画で確認してみましょう。
動画の全編を見る
「COPDと生活の工夫」の動画解説