コロナ禍以前には、ウォーキングイベント会場では呼吸機能検査を実施して、参加者が一人でも多く、ご自身の肺がどのくらい機能を維持できているか気づくきっかけづくりに取り組んでいました。今年は3年ぶりに特別体験ブースが復活し、ウォーキングイベントと併せて、参加者が体験できる催しものとして電動車椅子の試乗会が開催されました。
普段見かけることはあっても、なかなか近くで触って試乗する機会はない電動車椅子。今回、紹介された電動車椅子は、背後に酸素ボンベのホルダーがついていて、酸素ボンベをキャリーごと取り付けられる便利な仕様でした。
ご自身で、車いすを使用している患者さん方も交え、会場では多くの方が試乗されていて、簡単な操作でスムーズに動く電動車椅子の性能に驚いた様子でした。
呼吸機能が低下しても、進化する現代社会の技術を活用して自分らしく暮らしていくための様々な手段を知ることができれば、病気と向き合う大きな力になると感じました。

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インタビュー

COPDを発症してから、やはり運動の大切さは実感しています。
孫の後を追いかけて走った時、電車に乗ろうと階段をかけ上がって駅のホームに向かった時、少しの負荷で息苦しさを感じることが増えています。
これ以上悪くしないためにも筋力をつけなくてはいけないと思い、自宅ではスクワットを毎日回数を決めてやっていますが、外にウォーキングに出かけるとなると、なかなか一人では続かない・・・という感じです。
だから、こういうイベントに参加して、みんなと一緒に歩いて、5kmでも歩けるということがわかれば、また、自分でも毎日続けてみようと思えるので、とても良い運動のきっかけづくりになると思いました。

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