今回は、1.患者さんの家族としてのお立場からみたCOPD、
2.呼吸器専門医として皆さんに知って欲しいCOPD、
3.患者会という立場から皆さんに伝えたいCOPD
という3つの視点で3名の方にお話しいただきました。
このインタビューの内容がすべてのCOPD患者さんに
あてはまるものではありません。
また、患者さんによって適切な治療が異なるため、
必ず医師に相談するようにしましょう。
「主人がCOPDの治療を受けた10年間。一緒にCOPDと向き合う中で、この病気について一人でも多くの方に知ってもらいたいという想いが強くなりました」
その頃、私たち夫婦はアメリカに住んでいたのですが、主人が「最近、体がどうもおかしい。もしかしたら、心臓の病気かもしれない」と言って、心臓の症状に効くお薬を薬局で買って、お守りのように持っていました。私も主人の話を真に受けて、その時は「心臓が調子悪いんだな・・・」くらいに思っていました。
主人はタバコを1日に何本も吸っていたので、「体の調子が悪いのなら、タバコはやめた方がいいですよ」と常日頃、言っていたのですが、なかなかやめられずにいました。それからしばらくすると、駐車場に車を止めて、ビルの中まで歩く途中で立ち止まるようになったんです。その後、東京へ出張に行くこともあったのですが、体調を崩しては、入院することが続いていました。
これは、何か重大な病気かもしれないと思って、病院へ行って検査を受けたら、「遠山さん、少しでも早く、日本へ帰って、肺の病気の治療を受けた方がいい」と言われ、その時に初めて主人がCOPDという病気であることに気がつきました。
主人はタバコを1日に何本も吸っていたので、「体の調子が悪いのなら、タバコはやめた方がいいですよ」と常日頃、言っていたのですが、なかなかやめられずにいました。それからしばらくすると、駐車場に車を止めて、ビルの中まで歩く途中で立ち止まるようになったんです。その後、東京へ出張に行くこともあったのですが、体調を崩しては、入院することが続いていました。
これは、何か重大な病気かもしれないと思って、病院へ行って検査を受けたら、「遠山さん、少しでも早く、日本へ帰って、肺の病気の治療を受けた方がいい」と言われ、その時に初めて主人がCOPDという病気であることに気がつきました。
出来ていた車の運転も、そのうち、座席に座っても息が上がり苦しそうになっていきました。また、性格的に何処でも積極的に出かけたいタイプだったのですが、全く出かけなくなりました。休日、近所のスーパーにお買い物へ行くのすら、「家で休んでいたい」と言うようになって、以前は必ず二人で出かけていたのですが、主人の調子が悪くなってからは私が一人で出かけることが多くなりました。
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